マリインスキー・バレエ 「白鳥の湖」見てきました [ワガノワ]
すべてが美しい世界だった
昨日、久しぶりに海外の本格バレエを観てきました
マリインスキーバレエの白鳥で
会場は西宮市の兵庫県立芸術文化センター
オデット/オディールはアリーナ・ソーモワさん
これより以前に海外のバレエを観たのは去年の8月
同じ芸文センターでパリオペラ座と英国ロイヤルバレエの
「バレエ・スプリーム」だったので あれから1年と4か月ぶりのバレエ鑑賞
オーケストラの演奏が始まって カーテンがゆっくりと開いた瞬間 驚いた
その宮殿のオープニングの場面、始めはまだ女性ダンサーは一人もいず
男性ダンサーだけだったのにもかかわらず それでもとても美しい世界観があった
女性だけでなく男性も美しい
ほー やっぱりロシアンバレエ マリンスキーの表現する美はすごい
男性ダンサー みんな脚が細くシュッと長くて スタイルが良い
これだけ揃うのは他の国のバレエ団ではありえない
ダンサーのコスチュームデザインや舞台装飾も豪華で素晴らしく
最初から最後まで すべてが美しい世界
プリンシパルのアリーナ ソーモアの動き、表現する美しさは別格だ
ワガノワバレエアカデミーを卒業する18才の頃の彼女(2003年)から知って
見せてもらっていますが あれから15年、33才になった彼女は
プリンシパルとしての風格も増して とても魅力的だった
柔らかく しなやかな上半身 スーッと高く上がる脚は10代のころのままで、
背中から伸びた細くて長い腕はまるで本当の羽根のようにしなる
肩甲骨の操作が絶妙なので 最後の肘から手首 指先までの流れるような
動きがほんとうに美しい
ロパートキナ、ザハロワとも共通した上半身の美しさは
さすがロシアンバレエ というかワガノワの真骨頂
彼女のバレエへの情熱が創る優美で悲しい白鳥オデットに感動した