ロシア国立ワガノワ・バレエ『くるみ割り人形』を見てきました [ワガノワ]
ワガノワバレエアカデミー 『クルミ割り人形』
26日に「クルミ割り人形」を見に行ってきました
あの日はひさしぶりに全国的な寒波で
クルミ割りにはぴったりの雪が降った日でした
午前中は治療院の仕事
機械体操でオリンピックを目指している高校生の調整
国体やインターハイでもある程度の成績を残している彼女ですが、
トレーニングとコンディショニング不足から筋膜がパンパンに張ってしまい
疲れやすく動きにくくなっているとのこと
いつもどうり 全力であの手この手で筋膜を緩めましたが
長年の蓄積した問題はある程度の結果をだすのに時間がかかりました が、
かなり動きやすくなり可動域も出しやすくなって本人はとっても嬉しそう
横で見ていたお母さんも驚いて「あんなに硬かったのにこんなに柔らかくなって」と
喜んでいただけました
時間ギリギリのまで調整して 次の予約を受けてから
急いで阪急電車の六甲駅に走って行って
芸術文化センターに着いたのは公演が始まる3時の10分前
間に合った!
上のパンフレットの二人は前回のもので
今回は マーシャがアナスタシア・スミルノア
王子がマイケル・ジョージ・パルキジージャの二人
子役のマーシャと兵隊から、大人のマーシャと王子に変わて踊りだし
マーシャの一番初めのアラベスクとグランジュッテはしっかり見ました
とても綺麗でさすがワガノワのトップ
王子のマイケル・ジョージ・パルキジージャも良かった
軽いステップからジャンプする時、 とても軽やかで
爽やかな印象を受けました
ワガノワで8年間 バレエを学んで身につけた技術
そして学校から一番上手と評価された生徒を
見せてもらっていてるんだなと思いながら2人の演技に見入った
上のペアのマーシャを演じている エレオノーラ・セベナルドが
卒業公演で主役を踊りきった後、「すべてはこのためにありました」と
言っていたのを思い出した
一生懸命に努力してこの主役に選ばれたんだな と思っていると
私の治療院に通って来られるバレリーナを目指して頑張っているみなさんの
顔が浮かんできた
頑張って世界に挑戦してほしいです
最近は東洋人のバレエの進歩が素晴らしいですね
永久メイさんがモナコからマリインスキーに呼ばれてソロを踊ったり
小川かほさんがABTでソロを踊って好評だったり
韓国のsoo binn leeさんがワガノワプリックスで
エレオノーラに勝って1位になったりと 活躍が素晴らしい
話は戻りますが
ワガノワは本当に綺麗で 素晴らしい
大人のプロのダンサーとは違った若々しくて柔軟性に富み
とっても爽やかな『クルミ割人形』から いろいろと気づきとヒントをいただいて
とてもさわやかな気持ちにさせてもらったことに感謝して
ありがとうの思いを込めて 『ブラボー』 を送りました
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マリインスキー・バレエ 「白鳥の湖」見てきました [ワガノワ]
すべてが美しい世界だった
昨日、久しぶりに海外の本格バレエを観てきました
マリインスキーバレエの白鳥で
会場は西宮市の兵庫県立芸術文化センター
オデット/オディールはアリーナ・ソーモワさん
これより以前に海外のバレエを観たのは去年の8月
同じ芸文センターでパリオペラ座と英国ロイヤルバレエの
「バレエ・スプリーム」だったので あれから1年と4か月ぶりのバレエ鑑賞
オーケストラの演奏が始まって カーテンがゆっくりと開いた瞬間 驚いた
その宮殿のオープニングの場面、始めはまだ女性ダンサーは一人もいず
男性ダンサーだけだったのにもかかわらず それでもとても美しい世界観があった
女性だけでなく男性も美しい
ほー やっぱりロシアンバレエ マリンスキーの表現する美はすごい
男性ダンサー みんな脚が細くシュッと長くて スタイルが良い
これだけ揃うのは他の国のバレエ団ではありえない
ダンサーのコスチュームデザインや舞台装飾も豪華で素晴らしく
最初から最後まで すべてが美しい世界
プリンシパルのアリーナ ソーモアの動き、表現する美しさは別格だ
ワガノワバレエアカデミーを卒業する18才の頃の彼女(2003年)から知って
見せてもらっていますが あれから15年、33才になった彼女は
プリンシパルとしての風格も増して とても魅力的だった
柔らかく しなやかな上半身 スーッと高く上がる脚は10代のころのままで、
背中から伸びた細くて長い腕はまるで本当の羽根のようにしなる
肩甲骨の操作が絶妙なので 最後の肘から手首 指先までの流れるような
動きがほんとうに美しい
ロパートキナ、ザハロワとも共通した上半身の美しさは
さすがロシアンバレエ というかワガノワの真骨頂
彼女のバレエへの情熱が創る優美で悲しい白鳥オデットに感動した