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バレエ整体 コンクールへ入賞に向けての調整 2 [コンクール]
バレエ整体 コンクール入賞に向けての調整 2
膝を入れること 甲を出すことで アラベスクの芸術性を高める
前回の続きです
色々な種類の調整をするのですが
今回 特に彼女と取り組んだのは
膝を入れることと 甲を出すことの微調整でした
そしてもちろんその結果の美しさと芸術性にこだわっています
膝が入らないとか 甲が出ないことで悩んでいる方も多いですが、
では どんどん膝が入ったり、甲が出ればよいのかというとそうではありません
どれくらい膝が入り どれくらいの甲の出具合になれば
さらに踊りやすくなるのか とか
見ている人に美しく見えるのか とか
最後のアラベスクをバシッと決めやすいのか とか
芸術の表現として足りえるのか といった視点を持って
微調整するその加と減がとても重要なのです
膝関節、足関節、甲の出具合に合わせてトゥシューズを調整
かなりの数をこなしてきたので最近は慣れたものです
履き心地や立ちやすさを聞きながら
接地の具合をチェック
トゥで立って膝の入り具合と甲の出具合をチェック
とても綺麗でチャーミングな脚
身体全体とのバランスも良いです
そしてラストのアラベスクの仕上げです
徹底した分析が結果につながる
神戸バレエアーツでは患者さんが調整に来られた初回やしばらく間が空いた時に
関節の可動域や筋膜の柔らかさや偏り、パの完成度やバランス能力等を
時間をかけて詳細に検査することを徹底してきました
左のアラベスクは1年半ほど前、右は今回の画像です
見て分かるように軸足の膝の入り具合と甲の出る度合いが大きく違います
本人もとても悩んできたし とても努力をしてきたと思います
この膝の入り具合と甲の出具合や 関節周囲の強さなどの要素が
ピケターンやアラベスクの安定性や完成度に影響するので
とても注意深く調整することが必要なのです
左の画像だけを見ると脚の上りや上半身の起き具合も
ステージでバリエーションを踊るということの入り口には来たのかな
という感じもありますが、
右のアラベスクにはさらに美しく、芸術性が感じられ
躍動感やエネルギーに満ちた感じ、そして風格なども少し
感じられるのではないでしょうか
かなりシビアな時には 時おりこのように分析したりします
ここで細かく解説はしませんが、
自分のアラベスクを綺麗にしたいとなやんでいる方は
どうぞ参考にしてください
このように詳しく分析したデータをもとに
股関節、膝関節、脚関節とトゥシューズを総合的に調整し
コンクールに備えるので 入賞という結果につながるのです
久しぶりにしっかりブログを書きました
みなさんの参考にしてもらえたら嬉しいですが...
ブログを読み返すとまあ ガチガチの雰囲気が漂う感じですが
でも実際の調整中はそんな雰囲気とは真逆で
子供の頃から吉本新喜劇の影響を受けた関西ですから
笑いと冗談が絶えない感じでやってます
こんな小さな小学生の頃からのお付き合いなので互いに気兼ねなく
僕も面白い親戚のおじさん といった感じでしょうかね
いつも楽しみながらバレエの調整をしたり
動きの技術を伝えるように心がけています
お母さんのおかしなツッコミに娘も僕もワーハッハッと吹き出して...
長時間の調整でしたが始めから終わりまで笑いが絶えませんでした
当日のバレエ整体の結果の画像をラインで送りましたら
と ありがたいメールを頂きました
彼女は入賞はできたので、
とにかく納得できるような上質の踊りを目指して頑張って
その結果が上位入賞になればいいなと考えて
全力でサポートしたいと思っています (^^)
松本
kobe ballet arts