股関節痛 ・ 変形性股関節症の治療法 / 画像データの見方 [股関節痛 変形性股関節症]
股関節痛・変形性股関節症の治療法 / 画像データの見方
今回は画像データについてお伝えします。。
股関節の痛みや変形性股関節症の方で
レントゲンしか撮ったことのない方には
。
それは骨の変形の様子、骨膿胞、骨壊死など
レントゲン画像ではわかりにくいものでも
MRIやCT画像では はっきりと確認することができ
その情報を基にきちんと治療方針を立てていくことが出来るからです。
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変形性股関節症と診断された方のなかには
定期的に病院に通い 「まだ 大丈夫ですね(手術するには)
もう少し様子を見ましょうまた半年後にきてください」と
医師の言葉を聞くだけで 手術までのカウントダウンを待っているような状態の
方が多いですが、
(現在 運動療法を指導してくれる病院は少なく、
あったとしても その目的は手術のために筋肉を培うか
術後のリハビリで行うといったところがほとんどで、
実際の診療では 痛みには痛み止めの薬か注射で経過観察で
痛みに我慢が出来なくなったら手術といった対応がほとんどといった状況です。)
治療をするにしても 自分で運動療法をするにしても
出来ることはたくさんありますので 治療に積極的な気持ちを持って
まずは 画像データを 自分でも理解し現状を把握しようとするところから
始めることが大切だと思います。
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最近ではフィルムと共に レントゲン、MRI,CTの画像を
CDに焼いてもらえる病院も増えています。
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ではレントゲン、MRI,CTの画像を見てみましょう。
Aさんの3種類の画像から その見え方の違いをお伝えしたいと思います。
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レントゲン画像
Aさんのレントゲン画像
レントゲンはみなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
画像では前方から後方へ 骨や内臓が透き通ったように見え
異常は影の形で見えます。
このレントゲン画像はコントラストが少し薄いので
参考に別のレントゲン画像を載せておきます。
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MRI画像MRI 磁気共鳴映像法 magnetic resonance imaging の略称。 磁気を利用して体内を縦横に撮影できる医療機器、 磁気共鳴装置(MR)による映像法
さらに詳しく知りたい方はYahoo!百科事典
AさんのMRI画像 1
MRIの画像は断層撮影しますので レントゲンではわかりにくい
臼蓋の過形成 (臼蓋のかぶり方)が確認できます。
。
AさんのMRI画像 2
● 右大腿骨頭 → に骨膿胞が確認できます。
● 右股関節の間隙がない(軟骨がない)ことが確認できます。
● 右大腿骨(向かって左)の骨幹が見えていることから
左右を比較すると 右大腿骨が前方に出ていることが分ります。
。
CT画像
computed tomographyの略で、通常はX線を用いて生体の 断層像を得るX線CTをさす。
さらに詳しく知りたい方は Yahoo!百科事典
AさんのCT画像
さすが最新のテクノロジー レントゲン画像をコンピューター処理をすることで
3Dでこんなにはっきりと股関節の状態を知ることができるのです。
しかし CTはレントゲンを断層で大量に撮るために 放射線の量が多く
安易にお勧めできるものではありません。
。
これは別の患者BさんのCT画像ですが
同じ変形性股関節症でもさきほどは 臼蓋の過形成
こちらは臼蓋形成不全です。
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変形性股関節症に向き合う
初期の股関節の痛みや違和感だけで
まだ変形性股関節症と診断されないうちは
治療と運動療法で治る(完治する)と言えると思います。
。
しかし なかなかその違和感や痛みの小さな時期に
時間や労力を惜しまずにしっかりと治そうとする人は少ないようです。
。
分らないから医師に頼りたいと依存する気持ちから離れ
自分自身が主体性をもって 症状にしっかりと向き合い対処していくことで
手術を回避すること、遅らせることは可能です。
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神戸松本整体院
変形性股関節症を治療するうえで
股関節の状態を画像データで 詳しく把握することは
最も大切で基本的なことなのです。
現状をしっかりと把握して 出来るだけはやく対処していきましょう。
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当院では変形性股関節症で治療に来られるみなさんには
病院で撮った画像を持ってきていただくようにお願いしています。
また 撮った事のない方には当院から病院を紹介し
画像を撮っていただいて 出来るだけ正確な情報を得たうえで
その方に合った治療や運動療法の指導を心がけています。
。変
神戸松本整体院 松本 正明
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● 変形性股関節症に関する記事 9件は コチラ
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