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股関節痛 ・変形性股関節症の治療には画像データが必要 [股関節痛 変形性股関節症]

 股関節痛・変形性股関節症の治療には 画像データが必要   

変形性股関節症、腰痛、坐骨神経痛、ヘルニアや肩関節周囲炎など

骨盤、脊椎、肩関節、股関節などの痛みで骨や関節が関係する疾患で

長期に患っている場合には レントゲンだけでなくMRI、CTなどの

画像診断を受けてキチンと現在の状態を把握しましょう。

(CTは放射線量が多いので 安易におすすめしているわけではありません)

患者さんの中には 治療で痛みがなくなれば安心される方が少なくありませんが

痛みがなくなった = 疾患が治った ではないのです。

痛みが起きる原因を取り除き 再び痛みや違和感がでないようにしなくては

治ったとは言えません。

現在の 関節の状態を正確に判断しその方の関節の状態に合わせた

治療をするために 画像が必要なのです。

「 百聞は一見にしかず 」

どんなに優れた治療家が体の外側から検査をして読み取ろうとしても

骨棘、骨のう胞、骨壊死、軟骨のすり減りは正確にわかりません。

現状が正しく把握できない治療には曖昧さがつきまといます。

違和感、痛みが長期の場合は 画像を撮りましょう。

股関節の痛みで 「 あまり痛まなかったから 我慢できたから 」と

そのままにしておいて 関節が大きく変形したり 骨膿胞や骨壊死ができるなど

症状が進行し辛い思いをする患者さんを大勢見て来ました。

少しの痛みも違和感もでないようにする努力が必要です。

違和感がある間に症状が進行するかもしれないと 危機感を持ってください。

股関節に痛みが出てすぐに治療運動療法をしていたなら

変形性股関節症にならずにすんでいただろうと思うことがよくあります。

変形性股関節症の治療は虫歯の治療と同じ

症状が進行しないように 早期の治療がとても大切です。

また 患者さんの中には 病院で診断された後、

不安な気持ち再び病院に行くのをためらう方もおられます。

先日も 股関節の痛みで治療に来られたバレエを楽しむOLさんが

2007年に臼蓋形成不全と診断されてから これまで病院に行かず

画像も撮っていない と言ったのには驚きました。

バレエで股関節を柔らかくし 筋肉をつけて股関節を強くしたいとの考えでしたが

変形性股関節症は進行性の軟骨がすり減る疾患ですから、

バレエなどの運動で筋肉や運動の感覚を維持することは大切ですが

バレエで求められる動きのすべてが股関節の強化に良いわけでなく

股関節の状態を把握した上で動きをコントロールしていかなければ

バレエを踊ることで かえって軟骨を痛めることもあることを説明し

画像を撮って 今の状態をキチンと把握するようお伝えしました。

まずは 自分自身で現状を把握することです。

安心して放っておかず また不安で避けずに

客観的画像データを取りましょう。

患者の希望により

レントゲンやMRIデータのコピーをCDでもらえる病院もありますので

あなたの住む地域で探してみてください。

患者の立場にたって 患者のことを親身に考え

運動療法や治療に理解を示してくれる医師を探しましょう。

良い治療はそこから始まるのです。

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 ● 次回は 実際の画像データの種類やその見方についてお伝えします。

 変形性股関節症の治し方に関する記事(12件)はこちら

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